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まず、シャンプーの種類を把握しましょう。
洗浄成分によって違うシャンプーの種類
配合される洗浄成分によって、シャンプーは三種類に分類できます。
シャンプーの種類
②アミノ酸系シャンプー
③高級アルコール系シャンプー
では一つづつ、その特徴を見て行きましょう。
石けん系シャンプー
その名の通り、石けんが使用されています。低刺激で頭皮に優しいシャンプーです。
ただし泡立ちが悪い、洗い上がりに髪が軋む、ゴワゴワするなど、使い心地に問題があることが多いのが難点です。
石けんというのはアルカリ性のものが多いので、弱酸性である頭髪に使うとキューティクルがダメージを受け毛羽立ってしまうこともあります。
石けん系シャンプーだけでは使用後の髪質が良くないことがあるので、酸性のリンスを使って髪の毛の状態を弱酸性に戻してあげましょう。
アミノ酸系シャンプー
髪の毛や頭皮はたんぱく質でできています。そのたんぱく質はアミノ酸が結合してできるものです。アミノ酸を洗浄成分に使ったシャンプーは低刺激で、頭皮を保護する皮脂を必要以上に洗い落とすことなく、汚れだけを洗い落とします。
そのぶん洗浄力が弱くなってしまいますが、抜け毛対策したい人におすすめです。
薄毛や抜け毛に悩む女性にも、最近注目が集まり人気が出ているシャンプーです。
高級アルコール系シャンプー
最近多く売られているのがこの高級アルコール系シャンプーです。
洗浄成分には、硫酸、ラウレス酸、ラウリル酸といった高級アルコール系界面活性剤(=炭素)が使われています。この炭素が多ければ多いほど、洗浄力が高くなるので、炭素がたくさん配合されているシャンプーは「高級」シャンプーと呼ばれます。
洗浄力が強いため、頭皮を守るバリアとして必要な皮脂まで洗い落としてしまいます。
刺激が強いので敏感肌の人やもともと乾燥肌の人にはおすすめできないシャンプーです。
敏感な頭皮に使い続けると乾燥の原因になったり、かぶれや炎症を起こすこともあります。
すすぎを十分にする必要があり、頭皮に残ってしまった成分が皮膚の中へ浸透してしまうと、頭皮や毛母細胞にダメージを与えることがあります。
抜け毛予防や育毛効果を期待するなら?
け毛予防をしたい人は、スカルプ(頭皮)のケアもしてくれる育毛タイプのシャンプーを選びましょう。
頭皮の状態を整えるスカルプケアシャンプーは、頭皮を守る役割をする皮脂を必要以上に洗い落とすことなく、頭皮をいたわりながら洗うことができます。
育毛タイプのシャンプーには抜け毛を防ぐ効果があり、育毛と発毛もサポートします。保湿、血行促進、頭皮や毛髪を保護する効果もあります。
正しい髪の洗い方
シャンプー前にクシを使ってブラッシングをしましょう。毛の絡まりをほぐし、フケやホコリなどの汚れを落とします。
ブラッシングはまず下の毛先から始め、丁寧に全体をとかします。髪の毛についた汚れを落とすことだけでなく、頭皮の血行促進にもなります。
ぬるま湯(38度くらい)で、シャンプー前に一度しっかり髪をすすぎます。
指の腹を使い、地肌をマッサージするようにもみ洗いすると良いでしょう。
これで、シャンプーをする前に毛髪や頭皮からほとんどの汚れを落とすことができます。
泡立てる
シャンプーは液体をそのまま頭皮につけるのではなく、手にひらでしっかりと泡だててから使うようにしましょう。
ロングヘアの人で500円玉硬貨ほどの量(約5ml)、髪の毛が短い人はその半分程度の量(約2.5ml)のシャンプーを手に取り、お湯で少し薄めた後、泡だてましょう。
泡だてたシャンプーを髪の毛全体になじませた後、指の腹を使って洗います。
生え際や頭頂部をマッサージするように揉みながら洗い、脂や落ちにくい汚れを落としましょう。
十分にすすぐ
すすぐときも、頭皮をマッサージしながらぬるま湯の流水で洗い流します。
シャンプーで洗った時間の3倍と考えて、シャンプーが頭皮に残らないようしっかり時間をかけて丁寧に洗いましょう。
3日に一度
毎日髪を洗う人が多いよ上ですが、実はシャンプーをするのは3日に一度程度で十分なのです。
頭皮が脂っぽいという人でも、一日置きに洗えばちょうど良いくらいでしょう。
シャンプーをしない日も作り、ブラッシングとぬるま湯でのもみ洗いで汚れは落とせます。
抜け毛や薄毛の改善のためにできること
抜け毛や薄毛が気になる人は、適切なシャンプーを使い正しい方法で髪の毛を洗うことが大事ですが、そもそもの原因についても考えてみることが必要です。
女性ホルモンの減少で薄毛や抜け毛は起こります。生活習慣や生活環境を見直し変えることで薄毛が改善する場合もあります。
毎日の生活の中に取り入れられる対策法や改善法については、薄毛や抜け毛に悩む人用のウェブサイトがありますから、ぜひ情報を探してみてください。
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